毎年日本全国で公演をするウクライナのキーウ・クラシック・バレエ。
レベルや評判はどうなのでしょうか。
調査してみたのと、2024年12月に実際に公演を観た印象をまとめてみました。
キーウ・クラシック・バレエとは
ウクライナの首都キーウ(前キエフ)で1982年から市民に愛されるキーウ市立アカデミー・オペラ・バレエ青少年劇場の専属バレエ団です。
2017年から、日本全国で毎年ツアーを敢行しているバレエ団。ツアーの総公演数は100を超えることも。
日本の他にも、パリ、ロンドン、ローマをはじめ世界各国で好評のバレエ団だそうです。
キーウ・クラシック・バレエについての詳細
日本ツアー主催のインプレサリオ東京オフィシャルHPより引用させていただきます
1982年に設立されたキーウ市立アカデミー・オペラ・バレエ青少年劇場を母体とするバレエ団。元は劇場の海外公演時のバレエ団として組織されていたが、評判を呼び団体として独立。劇場の総裁・副総裁を務めたオクサーナ・ソロヴィオワが団長として率い、ウクライナ共和国人民芸術家であり、ウクライナ国立歌劇場バレエにおいてプリンシパルとして長年活躍したテチヤナ・ヴォロヴィークが芸術監督を務めている。
青少年劇場というのは世界的に見ても数えるほどしかなく、ウクライナではこの劇場が最初に設立され、現在に至るまで国内唯一の存在。上演する作品はどれも幅広い年齢層の観客が楽しめる構成を基本としており、特に両親や祖父母に連れられて劇場にやって来る子供たちの学びの場として、地域から親しまれている。同バレエ団もこの方針を主軸とし、バレエファンにはもちろんのこと、バレエを初めて経験する子どもたちに楽しまれるよう工夫を凝らした公演を提供している。
また国内外の様々な劇場からたびたびゲスト・ダンサーを迎え、所属団体の垣根を越えて素晴らしいアーティストが集っている。努力が認められる環境において、エネルギーとやる気に満ちた若いメンバーが活躍し、これまでに、ドイツ、イタリア、スペイン、フランス、ポルトガル、イギリス、スイス、スロベニア、ユーゴスラビア、オランダ、日本、韓国、カナダ、南アメリカなどで公演を行っており、世界中にバレエ芸術の素晴らしさを伝え続けている。
キーウ・クラシック・バレエの主役、ソリストは
2024年に予定されていたソリストは、
長澤美絵
アンナ・レズニチェンコ
マリア・ヴォロホビナ
タラス・コフシュン
コスチャンチン・ツァプリカ
北口雅人
となります。
実際には オレクシー・ニャズコフも活躍しています。
新ダンサー オレクシー・ニャズコフ
こちらの記事でもオレクシー・ニャズコフを紹介しています。
キーウクラシックバレエ 2024 くるみ割り人形の王子はオレクシー・ニャズコフ
キーウ・クラシック・バレエのレベルは?
驚くのが、その公演数の多さです。
2024年は11月・12月の2ヶ月間 ほとんど毎日公演があります。
1日に朝・晩2公演ある日もあり、空き時間は移動やリハーサルとなります。
体力と自己管理力が必須となります。
プリンシパル・ソリストのレベルが高い
世界で活躍する長澤美絵さんをはじめ、確実な実力を持ったソリストが出演しています。
主役はもちろん、ソリストの踊りも楽しんで落ち着いて観ることができます。
群舞で踊るコールドバレエには、経験の浅い若手ダンサーも見受けられますが、疲れを一切見せず心を込めて踊っているのが感じられました。
キーウ・クラシック・バレエの人数は?
本場ウクライナの劇場でふだん出演するダンサーの人数よりは少なく、
日本ツアー中は、「全員で移動でき、どのようなサイズの劇場でも開演できるような人数」となっています。
各ダンサーがおそらく何役も踊っているので、舞台上には充分な人数が立ち、
華やかさを感じることができました。
キーウ・クラシック・バレエの評判は?
調べてみても、良い評価しか見つかりませんでした。
毎年、日本に来日して全国各地でバレエ公演をし、チケットは売り切れるほどの人気をみると
確実に良い評価を得ていることが伺えます。
特に小さなお子様や小学生の方には、とても観やすいバレエ団だと感じます。
まとめ
毎年日本全国で公演をするウクライナのキーウ・クラシック・バレエについて、レベルや評価を調査してみました。
2017年以来、チケットが毎年売れ続けていることからもその人気が伺えました。
バレエを観に行くことでウクライナの人を応援できたり、その芸術を肌で感じたりできます。
今後もキーウ・クラシック・バレエの活躍をお祈りします。